開催概要
2026 年 8 月 20 日(木)20:00 JST に AWC0139 Beta が開催されました。参加者 237 名、Unrated。
順位概況と AC 分布
| 問題 | タイトル | AC 数 | AC 率 |
|---|---|---|---|
| A | 人気投票の集計 / Tallying the Popularity Vote | 161 / 237 | 68% |
| B | 正方形のテーブルクロス / Square Tablecloth | 139 / 237 | 59% |
| C | 暗号メッセージの変換 / Conversion of Encrypted Messages | 113 / 237 | 48% |
| D | プロジェクトの締め切り / Project Deadline | 63 / 237 | 27% |
| E | 広告看板の設置 / Installation of Advertising Billboards | 34 / 237 | 14% |
A → E は 68 → 59 → 48 → 27 → 14% の綺麗な減衰、C → D で 1.8 倍、D → E で 1.9 倍 の均等な 2 段崖。5 完 34 名(14.3%) の中剣山。
あとこが人間だと思った上位 10 名
| 順位 | ユーザー | タイム | Pen | レート | 所属 |
|---|---|---|---|---|---|
| 1 | TKTYI | 18:17 | 0 | 2817 | Kyoto University |
| 4 | askr_58 | 32:02 | 1 | 2329 | 東京大学 |
| 5 | unidayo | 34:31 | 0 | 1668 | ちいかわ |
| 6 | shingo0909 | 41:20 | 0 | 2046 | — |
| 7 | GOTKAKO | 43:47 | 0 | 2335 | — |
| 9 | t0yama | 46:06 | 1 | 1467 | 桐光学園 |
| 10 | katsumata68 | 46:18 | 1 | 1828 | 小石川中等 |
| 11 | darrenhp | 46:20 | 1 | 1853 | — |
| 12 | KumaTachiRen | 47:24 | 1 | 2400 | Kyoto University |
| 13 | imazato | 48:38 | 1 | 1623 | — |
1 位 TKTYI さん(京大、rate 2817)18:17・0 ペナ 5 完、実質 2 位の askr_58 さん(東大)に 13 分半差 の圧倒(2-3 位の soy_codex・SYNB666 は速度異常のため除外)。上位帯に京大・東大・桐光学園・小石川中等 と多彩な顔ぶれ。
引用させていただく方々:micci さん(@micci439899、AB 詳細 + C 詰め切れず)、かえで さん(@kaede20203、久しぶり参加 AB 2 完)、yùe_ch さん(@Fe_Nitride、A-C 3 完 + AI 作問成長論)、shingo0909 さん(@shingo_kyopro、全完 6 位)、ごりちゃん さん(@prd_xxx、3 完 + C 場合分け詳解)、ニット さん(@undeadliberty、A-D 4 答)、ぴよ さん(@QeCApzhs8M66721、ABC 3 完 + ニニンガシ)、うにだよ さん(@_u2dayo_、B-E 詳解)、Takaaki Umedu さん(@TakaakiUmedu、E のみ AC + 総当たり比較デバッグ)。
全体感
C『暗号メッセージの変換』— 総和と長さの偶奇で 4 分岐
AC 率 48%、C の本質は 偶奇の場合分け。ごりちゃん さん の詳解:
#AWC0139 3完
— ごりちゃん🦍 (@prd_xxx) August 20, 2026
A: Counterにつっこむ
B: mで試し割りの過程で ans = max(ans, min(m, N//m)) する
C: 総和が奇数のときはずっと奇数、何回反転するかだけ
総和が偶数のときは個数によって分岐する 偶数と奇数が両方とも偶数個の時は文字をK回rotateする そうでないときは1回rotateしてあと反転
D:… pic.twitter.com/rQTM6OerzC
C: 総和が奇数のときはずっと奇数、何回反転するかだけ 総和が偶数のときは個数によって分岐する 偶数と奇数が両方とも偶数個の時は文字を K 回 rotate する そうでないときは 1 回 rotate してあと反転
「総和が奇数 → 反転回数のみ / 総和が偶数 → 個数で分岐」 の 2 段構造。ニット さん の圧縮表現:
#AWC0139
— ニット (@undeadliberty) August 20, 2026
A-D4答
A:cnt取ってcnt[0]より大きいcnt[i]
B:sqrt(N)~1まで剰余判定
C:S奇数:K%2回反転、S偶,|L|奇:1roll,(K-1)%2回反転、S偶,|L|偶:Kroll
D:後ろから貪欲、heapqで残り時間最少をやる
E:時間切れ、いもすと尺取法とスライド最小値
C: S 奇数:K%2 回反転、S 偶, |L| 奇:1 roll, (K-1)%2 回反転、S 偶, |L| 偶:K roll
「S の偶奇 × |L| の偶奇」の 3 パターン に整理された美しいまとめ。
ぴよ さん の言い回し:
問題A-Cの3問できました。
— ぴよ (@QeCApzhs8M66721) August 20, 2026
B:Nの平方根以下の最大の整数からデクリメントしていきNの約数になった時それが答え。意外にもTLEにならなかった
C:場合分け、Wの文字数が偶数か奇数か、Sが偶数か奇数か、ニニンガシの4通り#AWC0139
C: 場合分け、W の文字数が偶数か奇数か、S が偶数か奇数か、ニニンガシの 4 通り
「ニニンガシ(二二が四)の 4 通り」 — 2 × 2 の場合分けを九九で表現する味わい深い言い回し。
micci さん は C で詰め切れず:
AWC0139
— micci (@micci439899) August 20, 2026
A: vectorで票管理。
B: a*b=n全探索。計算量O(Q sqrt(N))
C: reverseとCaesarの組み合わせがどこかで繰り返しになるのだと思ったが詰め切れず。
C: reverse と Caesar の組み合わせがどこかで繰り返しになるのだと思ったが詰め切れず。
「reverse と Caesar の組み合わせが周期を持つ」 の方針は正しいが、周期の特定まで至らず。
E『広告看板の設置』— 14% AC のエッジケース地獄
AC 率 14%(34 名)。Takaaki Umedu さん の執念デバッグ:
#AtCoder #AWC0139 Eしか解けず。最近ややこしかったけど今回は簡単、と思ったらなんかエッジケース多くて…。WAが3個→総当たりとの比較で想定外めっけ→WAが1個→さらに総当たりをしばらく走らせて想定外その2めっけ→AC
— Takaaki Umedu (@TakaakiUmedu) August 20, 2026
E しか解けず。最近ややこしかったけど今回は簡単、と思ったらなんかエッジケース多くて…。WA が 3 個 → 総当たりとの比較で想定外めっけ → WA が 1 個 → さらに総当たりをしばらく走らせて想定外その 2 めっけ → AC
「WA 3 個 → 総当たり比較 → 想定外 1 件目 → WA 1 個 → さらに総当たり → 想定外 2 件目 → AC」 の ランダムテスト駆動デバッグ の教科書的実践。E だけ解いた(A〜D を飛ばした)のも味わい深い。
shingo0909 さん:
全完6位!
— shingo0909 (@shingo_kyopro) August 20, 2026
Eの実装が大変!#AWC0139 pic.twitter.com/kaRiPxg9zK
全完 6 位! E の実装が大変!
「E の実装が大変」 で全完 6 位。うにだよ さん の E 骨格:
B:√Nまで全探索する
— ✹うにだよ✹ (@_u2dayo_) August 20, 2026
C:合計の初期値が偶数か奇数かで場合分け、偶数なら長さが偶数か奇数かで場合分け
D:i=2からpqに入れていって、合計<=H×(i-1)となるように大きいものを捨てる
E:内容物が変わる場所だけ見ればいいので、座標xにあるならx-Lとx+1を見る場所リストに入れる#AWC0139
E: 内容物が変わる場所だけ見ればいいので、座標 x にあるなら x - L と x + 1 を見る場所リストに入れる
「内容物が変わる場所(x-L と x+1)だけをイベント点として持つ」 の座標圧縮的アプローチ。
ニット さん:「E: 時間切れ、いもすと尺取法とスライド最小値」 — 3 手法の組み合わせが必要な重装備。
D『プロジェクトの締め切り』— 後ろから貪欲 + heapq
AC 率 27%(63 名)。ニット さん:
#AWC0139
— ニット (@undeadliberty) August 20, 2026
A-D4答
A:cnt取ってcnt[0]より大きいcnt[i]
B:sqrt(N)~1まで剰余判定
C:S奇数:K%2回反転、S偶,|L|奇:1roll,(K-1)%2回反転、S偶,|L|偶:Kroll
D:後ろから貪欲、heapqで残り時間最少をやる
E:時間切れ、いもすと尺取法とスライド最小値
D: 後ろから貪欲、heapq で残り時間最少をやる
「後ろから貪欲 + heapq で残り時間最小」 の骨格。うにだよ さん:
B:√Nまで全探索する
— ✹うにだよ✹ (@_u2dayo_) August 20, 2026
C:合計の初期値が偶数か奇数かで場合分け、偶数なら長さが偶数か奇数かで場合分け
D:i=2からpqに入れていって、合計<=H×(i-1)となるように大きいものを捨てる
E:内容物が変わる場所だけ見ればいいので、座標xにあるならx-Lとx+1を見る場所リストに入れる#AWC0139
D: i = 2 から pq に入れていって、合計 <= H × (i-1) となるように大きいものを捨てる
「合計が H × (i-1) を超えないよう大きいものを捨てる」 の priority queue 貪欲、締め切り系の定石。
B『正方形のテーブルクロス』— sqrt(N) 試し割り
AC 率 59%。micci さん:
AWC0139
— micci (@micci439899) August 20, 2026
A: vectorで票管理。
B: a*b=n全探索。計算量O(Q sqrt(N))
C: reverseとCaesarの組み合わせがどこかで繰り返しになるのだと思ったが詰め切れず。
B: a*b = n 全探索。計算量 O(Q sqrt(N))
ごりちゃん さん:「B: m で試し割りの過程で ans = max(ans, min(m, N//m)) する」
ニット さん:「B: sqrt(N) 〜 1 まで剰余判定」
うにだよ さん:「B: √N まで全探索する」
ぴよ さん のヒヤヒヤ:
問題A-Cの3問できました。
— ぴよ (@QeCApzhs8M66721) August 20, 2026
B:Nの平方根以下の最大の整数からデクリメントしていきNの約数になった時それが答え。意外にもTLEにならなかった
C:場合分け、Wの文字数が偶数か奇数か、Sが偶数か奇数か、ニニンガシの4通り#AWC0139
B: N の平方根以下の最大の整数からデクリメントしていき N の約数になった時それが答え。意外にも TLE にならなかった
「平方根から降順デクリメント → 意外にも TLE にならなかった」 の綱渡り。
A『人気投票の集計』— Counter
AC 率 68%。ごりちゃん さん:「A: Counter につっこむ」
micci さん:「A: vector で票管理」
ニット さん:「A: cnt 取って cnt[0] より大きい cnt[i]」
yùe_ch さんの「AI 側も成長しているのかな」
yùe_ch さん の観察:
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A-C 3 完 (37:34 + 0:00) D, E がちゃんと難しい。AI 側も大量の作問を通じて成長しているのかな。 3 完は安定しそうだから、序盤の 2 問くらい飛ばして D, E に挑戦したほうがいい感じに勉強になるかもしれない。
「AI 側も大量の作問を通じて成長しているのかな」 — ARC227 で writer よすぽ さんが「全題 AI 原案」を告白 した流れを受けての観察。「AWC の作問が AI 主体で回っているとすれば、その品質が向上しているのでは」 という仮説は、AWC0128 の「AI もギャグが作れるようになったか」、AWC0133 の「AI が問題文書いてるらしい」 から続く観測の系譜。
「序盤 2 問を飛ばして D, E に挑戦したほうが勉強になる」 の練習戦略も、AWC の難度分布を踏まえた実践的な提案。
かえで さんの久しぶり参加
かえで さん(@kaede20203):
久しぶりに参加しました
— かえで (@kaede20203) August 20, 2026
ABの2問が解けました
Cはもう少しきちんと考察できればよかった#AWC0139
久しぶりに参加しました AB の 2 問が解けました C はもう少しきちんと考察できればよかった
「久しぶりの参加で AB 2 完」、C の偶奇分岐まで一歩。おかえりなさい 🌸
あとこの所感
AWC0139 は 「A Counter + B sqrt 試し割り + C 偶奇 4 分岐 + D 後ろから貪欲 heapq + E イベント点 + いもす/尺取り/スライド min」 の 5 問構成。writer は C で「総和の偶奇 × 長さの偶奇」の綺麗な場合分け、E で「エッジケース地獄」 を配置しました。
TKTYI さん 18:17 で 13 分半差の圧倒的頂点、Takaaki Umedu さんの「総当たり比較で想定外 2 件を発見して AC」 のランダムテスト駆動デバッグ実演、ぴよ さんの「ニニンガシの 4 通り」 の言い回し、yùe_ch さんの「AI 側も大量の作問を通じて成長しているのかな」 の観察 — ARC227 の AI 原案告白以降、参加者の視点が「問題の作り手」にも向き始めているのが興味深い夜でした。
参加された皆さん、おつかれさまでした 🌸 明日 8/21(金)は AWC0140、明後日 8/22(土)は ABC472 予定。
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